【 「障碍」という漢字について 】
「障害」という漢字をみていて
なんで「害」なんだろう?
小さい頃から不思議でした。
これ本来は
「障碍」と書くそうです。
「障」も「碍」も
「さえぎる」といった意味で
2つ合わせて
「さまたげとなるもの」
という意味がこめられています。
日常生活を送るうえで
さまたげとなる症状ですから
的確な表現だったわけです。
ブラタモリの有田焼の回に
「碍子(ガイシ)」が出てました
電柱についていて
電線を固定している白いモノです。
なんと有田焼なんだそうです。
電気を伝わらなくする
絶縁体としてついているのですが…
電気を「妨げる」=「碍」
思わずなっとくしてしまいました。
この「碍」という漢字は
常用漢字に採用されなかったので
「障害」と書かれ始めました。
「碍」→「害」
意味が変わってしまいます。
医療用語でもせめて
生活能力に関わる症状は
「障碍」または「障がい」と
書いていきたいなと思います…。